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上橋菜穂子「精霊の守り人(綾瀬はるか主演)」原作者:SWITCHインタビュー

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3月26日のSWICHインタビューの主人公は、上橋菜穂子さん。

綾瀬はるかさん主演「精霊の守り人」をはじめ壮大なファンタジーを紡ぎ出す作家です。

ご一緒に対談なさる、獣医師の齋藤慶輔(さいとうけいすけ)さんの記事は

野生動物の獣医士齊藤慶輔(さいとうけいすけ)さん:SWITCHインタビュー

上橋菜穂子
中高一貫の女子校では、なんと女優の片桐はいりさんと同級生。

上橋菜穂子さんは、「物語が突然降りてくる」のだそうで、何気ないきっかけから人物設定や名前、声や体温までありありと浮かぶのだとか。

高校の文化祭では上橋さん原作・脚本(&出演)片桐さん出演の劇を上演されたそうで、そんなエピソードも含め、そんな上橋菜穂子さんについて調べて見ました。

プロフィール

・名前:上橋 菜穂子(うえはしなほこ)

・生年月日:1962年7月15日 東京都生まれ

*父親は洋画家の上橋薫

・学歴:香蘭女学校中学校・高等学校卒 ← 片桐はいりさんと同級生

立教大学文学部史学科卒業、同大学院博士課程(後期課程)単位取得退学。

後に博士(文学)(立教大学、2007年)。

・職業:児童文学作家、ファンタジー作家、SF作家、文化人類学者。日本児童文学者協会会員。

女子栄養大学助手、武蔵野女子短期大学(→武蔵野女子大学短期大学部を経て現・武蔵野大学)非常勤講師、

川村学園女子大学講師を経て、同大学児童教育学科教授

2012年10月には、特任教授として教育学部児童教育学科で児童文学を担当

・代表作 『守り人シリーズ』、『獣の奏者シリーズ』

主な受賞歴

日本児童文学者協会新人賞(1992年)
野間児童文芸新人賞(1996年)
産経児童出版文化賞ニッポン放送賞(1997年)
日本児童文学者協会賞(2000年)
路傍の石文学賞(2001年)
巌谷小波文芸賞(2002年)
小学館児童出版文化賞(2003年)
野間児童文芸賞(2004年)
国際アンデルセン賞(2014年)
本屋大賞(2015年)
デビュー作 『精霊の木』

学歴や経歴だけを拝見すると、幼い頃から読書家で近寄りがたい印象を受けてしまうし、確かに物凄い読書家なので完全なインドア派?と思ったらそうではなかったようです。

子供の頃の上橋菜穂子さん

小学生の頃の上橋さんは、体が小さかったそうですが、体育のときに相撲をとったのが楽しかったようで、女の子でも、「はっけよい、のこった」の「た」で立ち上がって鳩尾のところにぶつかるとか、技と作戦によって男の子に勝てたりしたんだそうです。

でもすぐにはたきこまれるようになっちゃったそうですが。

また以外にも、格闘漫画も大好きだったそうで、女子高時代には、、なんとかして強烈な右ストレートを打ちたくて、パワーリストをつけて通学していたそうです。

格闘漫画『リングにかけろ』の主人公が、お姉ちゃんに鍛えろってパワーリストをつけさせられて生活をするそうなんです。

そして、それを外したら突然、すごい右ストレートを打てるようになってるというエピソードに共感して、パワーリストを購入してつけて通学していたのだと(笑)。

それだけじゃ足りず、夜はさらに百科事典を持って筋トレしたりもなさっていたそうです。

ある時、学校で巻いてあるマットを殴ってみて、拳がすりむけて、青むくれになって、素手で殴っちゃいけない、ということを学んだそうですよ。

このあたりのことを、ご自分では「とっても幼かった」といわれていますが、その無邪気な幼なさが、ファンタジーと言う作風の中に色濃く表現されているのかなと、かわいい女子高生を想像させるのでした。

そしてこの高校時代が、片桐はいりさんと一緒に劇をやっていらした頃です。

「あるものでやるなんて意味がないよね、自分たちで作ろうぜ」って、上原さんが原作を書いて、音楽も他の子が作って、衣装や剣もバルサ材を削って作ったりして。

これが片桐はいりさんの初舞台だったそうなので、一人二役をこなした片桐はいりさんの出演はちょっとしたハプニングを巻き起こし、悲劇のストーリーが最前列の大爆笑と共に喜劇へ。

本当に、普通の女子高校生らしい楽しい劇の中には既に、今回の「精霊の守り人」の綾瀬春香さん役のような勇ましい姿を反映させていらしたのですね。

片桐はいりさんとの高校時代のエピソードの対談記事を見つけました。

⇒ 有隣

作家になろうと思ったきっかけ

物心ついた時から、作家という職業の概念ではなく、お話を作る人になるんだろうって思っていらしたようです。

格好いい文豪とかじゃなくて、ごくごく自然に、自分が愛してきたような物語を、いずれ自分は生み出すんだろうなって思っていたとか。

大学時代にアニメの「イデオン」か「ガンダム」の映画を観にいった時に、いつか私の物語が大きな画面に映るかも、そうしたら幸せだろうなって思った記憶もあるそうです。

でも高校3年生までは、漫画家になろうと思っていたそうで、物語だけでなく、イラスト(戦士)を描いていらっしゃったそう。

授業中、1回聞いて分かったことを、先生が何度も言う時、気が短いので間がもたなくて、ノートの脇に描いていると、先生が「お、上橋、今日は斧を持った男かー」って(笑)。

ただ、残念ながら絵は下手だったので、大学に入った頃にはもう漫画家になることは諦めていたそうです。

上橋さんにとって、作家というのは遠い存在で、3冊くらい本が出せて、しかもその本が本の世界の人たちに評価されて「こいつは作家と呼んでいいだろう」と、他者から言われてはじめて名乗っていいものだ、と考えていたそうです。

それまでは作家を目指しているなんてことを言うのはこっ恥ずかしい。

だから、よほど親しい人に漏らすくらいならともかく、堂々と「私は作家になりたいんですけど」なんて、絶対に言うまいと思っていたと。

それに、当時、戦争を経験したわけでも、両親が離婚したわけでも、極貧の飢えを経験したわけでもない。私の経験というのは本当に生ぬるい日常の中にあって、こんな人間の書いたものが何ほどのものだろうと思っていて、自分はまだ作家になれるほどの者ではない、という感覚があったそうです。

だから、まったくの異文化というものの中に一人で入って、助けてくれる家族や友人や先生のいない中で一から人間関係を作る、という経験はしてみたいな、って思ったそうで、 そんな中、アボリジニのことを考えはじめたそうです。

狩猟採集民として長い歴史を辿ってきた彼らが、イギリスの植民地となってしまった大陸で、どう生きてきたのか。異文化の「国家」に呑みこまれた先住民の経験と選択、その果ての今を知りたいと思った。

それで、とりあえず、インターンシッププログラムスに参加して、ボランティアで日本文化について教える小学校の先生になります。

西オーストラリアの小さな小学校が唯一、アボリジニの生徒がいて、先生の募集をしていたのが最初だそうです。

こういう風に、頭の中でイメージするだけではない体験に基づいた経験や感情が、あるからこそ、上橋さんの作品はリアリティがあって多くの人に受け入れられるものになっているのでしょうね。

物凄い読書家

上橋さんは、昔語りが大得意だったお祖母(父方)に、沢山の民話を聞いて育ったそうです。

いわゆる口頭伝承。

それだけではなく、ご両親からも沢山の本を読んでもらったそうで、幼少期の上橋さんにとっての本とは「語られるもの」としてあったそうです。

中でも「プー」とか「もじゃもじゃ」とかの音が好きで、お母様が飽き果てるくらいに、何度も何度も同じ箇所を読むようにしつこくせがんでいらしたそうです。

そんな幼少の頃に、買って欲しいとせがんで買ってもらった本が「王さまと剣」←すでに剣が・・・

上橋菜穂子さんについて、色々と調べていくと、尽きないくらいの本との出会いやエピソードが沢山見つかります。

どんな本に影響されてされて今の上橋さんが在るのか、ご興味のある方は、過去に対談されたものがりますからそちらも参考にされてみてください。⇒ 作家の読書道

まとめと感想

上記の作家の読書道のなかでは、本当に沢山の書籍の名前が出てきます。

その中で、私も読んで見たいと思った本がL・M・ボストン夫人の『グリーン・ノウの子どもたち』

高校2年生の時に、高校で企画された21日間の英国研修旅行に参加された際に、事前にファンレターを書いて尋ねていったというほど、上橋さんがとっても大好きな作家さんです。

作品は13世紀からある家が舞台で、そこで現代の子供がかつての子供たちの暮らしの中に入っていくというタイムファンタジーだそうで、舞台はなんとその作家さんが住んでいる家。

60歳を過ぎてから小説を書き始めた作家さんで、当時は80歳を越えていらしたようですが、家の中を案内してくださりながら、これがルーン文字よ、これが何々よ、と教えてもらったそこは、物語の世界がすべてあったそうです。

ラベンダーの匂い、石鹸の匂い、紅茶の匂い、暖炉の匂い、古い木や石の匂いが交じり合っていて。私は本を読んでいた時に、確かにこれを感じていたなって思った、と。

時間を行き来するような空想をふくらませた物語であっても、あの物語の世界は、ものすごいリアリズムを持って書かれていたんだなって気づいたんだそうです。

人には、暮らしている世界と自分が繋がっていると感じるツボがあると思うんですけど、彼女はそれを的確にとらえて描写していたんだなって、おっしゃるように、その家の中のイメージが、私のこれから先にある未来の暮らしとリンクするのです。

 

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